他人の借金について、保証人になったばかりに破産などの債務整理をしなければならなくなった、という方も結構おられます。
保証人になることを知人などに依頼する場合、「迷惑はかけないから」と言うのが通常です。「迷惑をかけるから」「迷惑をかけるかもしれないが」といって保証人を頼む人はいません。
しかし、保証人は、本人が借金を返せなくなったときのことを想定したものですから、やはり、迷惑をかける可能性はあるわけです。
そのため、保証人が予想外の損失をこうむらないために、保証制度自体に制限を加えようという議論もあります。
現在、民法の改正作業が進んでいますが、法務省は、保証制度の見直しについて、パブリックコメントを募集するようです。
保証制度の見直しに関する要綱中間試案に関する意見募集
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00058.html